資料区分 県史複製
請求番号 H42-18-1近世
文書群名 新井勇家文書
伝存地 吉井町(現高崎市)
出所 多野郡吉井町(現・高崎市) 新井勇家
地名 多胡郡深沢村(近世)/多胡郡入野村深沢(明治22年~)/多野郡入野村深沢(明治29年~)/多野郡吉井町深沢(昭和30年~)/高崎市吉井町深沢(平成21年~)
旧支配 吉井藩領(天正18年~、菅沼氏)/幕府領(慶長6年~)/旗本長崎氏領(延宝6年~)/岩鼻県(明治元年~)/第一次群馬県(明治4年~)/熊谷県(明治6年~)/第二次群馬県(明治9年~)
役職等 名主
歴史 深沢は上信国境に源をもち東流する鏑川の支流土合川(旧・深沢川)の下流域に位置する。平地にしては谷が深く、その谷が区域を東深沢・西深沢に分けている。▼地名は深い浸食のある地形を示すものと考えられる。▼村高は「寛文郷帳」で93石、うち田方11石余・畑方81石余、「元禄郷帳」「天保郷帳」「旧高旧領」とも同高。▼文政年間の吉井宿組合村々書上帳によれば、家数15、人数85。▼幕末の改革寄場組合では、吉井村を寄場とする多胡郡27か村の組合に属した。
伝来 新井家に伝来。
数量 30
年代 明暦4年(1658)~元治2(1865)年(1865)
構造と内容 深沢村の村政文書である。名寄帳等土地に関する文書、寛文11年の年貢割付状(1/37-2)等年貢に関する文書等がある。▼「差上ケ申証文之事」(1/69)は同村組頭跡役に関する内紛詫証文である(享保20年)。▼「証文之事(地頭所借用金を6カ村物成より返済に付)」(1/74)は近隣の多胡郡本郷村・下池村・三ツ木村・深沢村・馬庭村および小角田村(新田郡か)の上州6か村による旗本賄金返済請証文である(宝暦3年正月)。▼「差上申証文之事(御用調達金小前不得心にて徒党一件赦免請書)」(1/68)は旗本御用金に関する強訴一件詫証文で(宝暦3年2月)、「上州知行所吟味役 新井十兵衛」の名がある。(以上4点は『群馬県史 資料編9』収録)
検索手段 『群馬県史収集複製資料』第2集、インターネット検索目録
関連資料 当館の収蔵資料に、絵図として壬申地券地引絵図「深澤村」(A0181AMA 766、国重文)等。▼入野小学校校区の文書群として「吉井町郷土資料館文書2(旧入野村役場蔵)」(H42-1-1(2)近世)、「富田真司家文書」(H42-17-1近世)、「篠崎和男家文書」(H42-16-1近世)等。▼「吉井領」に関する文書がある「上野吉井藩記録」(PF9003)等。▼図書として『吉井町誌』『多野藤岡地方誌』入野地区の項、『群馬県多野郡誌』入野村の項、『郡村誌』深沢村の項、『島高堅自記 多胡旧記・吉井町由来覚書』等。▼当資料と同じく「H42-」で請求番号が始まる県史収集複製資料は、旧・多野郡吉井町に伝来した資料である。▼参考文献:上記の他に『角川日本地名大辞典10群馬県』『群馬県史』『群馬県姓氏家系大辞典』等
利用上の留意点 本資料は撮影による収集資料であり、閲覧は焼付製本による。
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