資料区分 県史複製
請求番号 H76-5-6近世
文書群名 泰寧寺文書
伝存地 新治村(現みなかみ町)
出所 曹洞宗泰寧寺
地名 吾妻郡須川村(近世)/吾妻郡久賀村大字須川(明治22年~)/利根郡久賀村大字須川(明治29年~)/利根郡新治村大字須川(明治41年~)/利根郡みなかみ町須川(平成17年~)
旧支配 沼田藩領(真田氏、天正18年~)/幕府領(天和元年~)/越後長岡藩預かり地(寛延2年~)/旗本領(久世氏)
歴史 泉峰山泰寧寺と号す。本尊は聖観世音菩薩。鎌倉末期延慶2年(1309)西国から来た真改の開いた臨済宗寺院が前身とされる。▼開山は通玄寂霊禅師の高弟石屋津梁大和尚とされるが定かではない。天文6年(1537)月夜野町(現みなかみ町)玉泉寺八世洞庵文曹和尚が伝法開山として中興した。開基は細川伊豫守源綱利とされている。▼寛永10年(1633)三世学庵長芸が寺場を現在地に移し基礎を固めた。▼本堂は寛政7年(1795)に大改築され現在に伝わる。本堂須弥壇の唐獅子、欄間の花鳥の彫刻は桃山文化の特徴を持つもので県重要文化財に指定されている。
伝来 曹洞宗泰寧寺
数量 7
年代 貞享元年(1684)~天保7年(1836)
構造と内容 貞享元年9月の〔泰寧寺由来書上〕、天保7年2月4日の御本山末勤席并近末一同取定帳など寺史に関連する文書が中心であるが、「精進料理献立」(年不詳)などは近世禅宗寺院における食の実態を伝える史料として興味深い。
検索手段 『群馬県史収集複製資料』第9集、インターネット検索目録
関連資料 参考文献:『角川日本地名大辞典10群馬県』、『日本歴史大系10群馬県の地名』、『ぐんまのお寺 曹洞宗Ⅱ』(上毛新聞社)など
利用上の留意点 本資料はマイクロ撮影による収集資料であり、閲覧は焼付製本による。
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