資料区分 県史複製
請求番号 H93-3中世
文書群名 龍泉院文書(富岡家文書)
伝存地 邑楽郡大泉町
出所 邑楽郡大泉町城之内 龍泉院
地名 佐貫荘(中世)
旧支配 佐貫荘小泉城主冨岡氏(中世)
役職等 曹洞宗寺院
歴史 邑楽郡大泉町にあり祥平山龍泉院白山寺と称する。本尊は釈迦如来。▼寺伝や町誌によると、小泉城跡の北300メートルほどの所にあって、天文3年(1534)小泉城主第二代富岡秀光(戒名 龍泉院殿仙叟浄玉大庵主 天文十九年十二月四日卒)の開基で、父初代城主直光(祥平院殿 大永三年八月十八日卒)の菩提寺とし、茂林寺(館林市堀工町)の第四世梵海正音を開山として迎え創建した。▼天正18年(1590)北条氏が没落すると、富岡氏は北条に属していたため一族は四散し、それに伴い当院も荒廃がひどくなった。
伝来 龍泉院に伝来
数量 48
年代 延徳5年(1493)~昭和7年(1932)
構造と内容 古河公方足利政氏感状写(延徳5年閏4月17)、上杉輝虎判物写(永禄5年1月6日)、北条氏政書状写(永禄12年8月7日)など鎌倉公方や戦国大名から小泉城主冨岡氏へ発給された文書が中心。龍泉院所蔵の冨岡家文書(42点)は巻子装となっており、奥書に「右、大日本帝国大学蔵巻 富岡氏古文書一巻、明治四十四年五月写 三春冨岡家九代 七十五翁 源吾」とあることから、明治四十四年に三春の富岡源吾氏が東京帝国大学に所蔵されていた巻子本の富岡家古文書(現在国立公文書館所蔵)から筆写したものと思われる。原文書は群馬県立歴史博物館等に所蔵。ほかには小泉城本丸並に二の丸の図などがある。
検索手段 『群馬県史収集複製資料』第1集、インターネット検索目録
関連資料 参考文献:『ぐんまのお寺 曹洞宗Ⅱ』(上毛文庫)、『館林市史 資料編2中世 佐貫荘と戦国の館林』『角川日本地名大辞典10群馬県』『平凡社日本歴史地名大系10 群馬県の地名』
利用上の留意点 本資料はマイクロ撮影による収集資料であり、閲覧は焼付製本による。
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