資料区分 県史複製
請求番号 HA-6-1中世
文書群名 上杉隆憲家文書
伝存地 山形県米沢市
出所 山形県米沢市 上杉隆憲家文書
旧支配 出羽国
役職等 関東管領、上野国守護
歴史 藤原氏の一流勧修寺高藤より出で、修理大夫重房のとき丹波国何鹿郡上杉荘(京都府綾部市上杉)を領し、はじめて上杉氏を名のる。建長4年(1252)4月宗尊親王に従って鎌倉に下ったと伝える。重房の娘は足利頼氏に、重房の子の頼重の娘(清子)は足利貞氏にそれぞれ嫁し、以来上杉氏は、足利氏と親密な姻戚関係を結び繁栄した。憲房の子の憲顕を祖とする山内上杉氏は、室町時代に関東管領・上野守護などをつとめたが、憲政が天文21年(1552)上野平井城をすてて永禄4年(1561)越後の長尾景虎に家督を譲り(上杉謙信)、以後長尾氏が上杉氏を継承した。上杉氏は、景勝の時に越後から会津へ、さらに米沢に国替えとなり米沢藩主となる。
伝来 旧米沢藩主上杉家に伝来した古文書で、南北朝・室町時代の文書を中心に、江戸時代にいたる二千余通を存している。越後国守護代長尾氏が、輝虎(謙信)のとき、関東管領山内上杉憲政より関東管領職と上杉の名跡を譲られ、伝来の古文書も継承した。
数量 177
年代 元徳4年(1332)~延宝8年(1680)。
構造と内容 大別すると山内上杉家文書、越後国守護上杉家文書、府内長尾家文書、古志長尾家文書および、謙信・景勝・定勝以降の上杉氏文書に分けられる。内容的には(1)元徳4年(1332)2月29日附足利高氏安堵状をはじめ、南北朝時代の尊氏、直義の自筆書状、御教書、御内書を含む文書、(二)室町時代の山内上杉氏の所領・相続関係の文書、(三)長尾為景時代の越後国衆の動向を伝えた文書、(四)謙信時代の対外発展と、室町将軍および武田、北条などの近隣諸大名との交渉に関する文書、(五)景勝時代の豊臣政権との連携を語る文書などが注目される(文化財オンライン)。
検索手段 『群馬県史収集複製資料』第1集、インターネット検索目録
利用上の留意点 本資料はマイクロ撮影による収集資料であり、閲覧は焼付製本による。
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