資料区分 県史複製
請求番号 HA-8-5中世
文書群名 山本吉蔵家文書(税所氏旧蔵文書)
伝存地 茨城県石岡市
出所 茨城県石岡市 山本吉蔵家文書(税所氏旧蔵文書)
地名 常陸国
役職等 常陸国在庁官人(税所)
歴史 常陸国府の在庁官人税所氏伝来の古文書。税所氏は国衙の正税や官物の収納の役目を代々世襲して、豪族化した。本姓は百済氏で、のち職名である税所を氏の名とした。税所文書は、中世の常陸国府の政治・経済的機能を示す資料が多く含まれている文書。
伝来 税所氏伝来の古文書。常陸平氏と在庁官人税所氏(百済氏)との婚姻が進み、平姓税所氏が鎌倉後期には出現し、百済氏系税所氏のもとに蓄積されてきた国務関係文書が平姓税所氏に継承され、今日の税所文書となったとされる(糸賀茂男氏)。県指定有形文化財、現在は茨城県立歴史館にある。
数量 16
年代 建久5年(1194)~貞治5年(1366)
構造と内容 常陸国の国衙行政に関わる文書が多くを占める。また、百済氏(平姓百済氏)の私的文書も含まれ、上野国関連では以下が注目される。文永3年(1266)12月11日関東下知状は、常陸平氏出身の税所新左衛門尉平廣幹に対し大室庄東神沢内などの領掌を認めた文書。元弘3年(1333)6月14日税所久幹・同幹国着到状は、常陸国御家人税所久幹・同幹国の鎌倉への着到を新田義貞が承認した文書。
検索手段 『群馬県史収集複製資料』第1集、インターネット検索目録
利用上の留意点 本資料はマイクロ撮影による収集資料であり、閲覧は焼付製本による。
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