資料区分 古文書
請求番号 P8001
文書群名 井田笑子家文書
伝存地 前橋市南町
出所 前橋市 井田笑子家
地名 前橋南曲輪町/東群馬郡前橋市/前橋市
旧支配 前橋藩領(松平氏)/前橋県/第一次群馬県/熊谷県/第二次群馬県
役職等 松平大和守家家臣(前橋藩・川越藩ほか)。渡辺家、前橋藩侍医、大納戸奉行、御蔵奉行、御使番、御武具奉行など、近代以降は前橋紡績会社取締役、前橋市会議員、勢多郡役所書記、群馬県書記など
歴史 渡辺家は、系図類によると、奥州会津藩主加藤式部家に仕えたが、加藤氏がその老臣堀主水との確執により寛永20年(1643)領地40万石を奉還するに伴い浪人となったという。家祖とされる渡辺貞元は、京都で医業を学び、白河に戻り開業した。当時の白河藩主松平基知に招かれ仕官。以後、松平氏に仕え、同氏の入封に伴い、前橋に移った。6代太郎氏(笑子氏の祖父)は起倒流柔術極意皆伝を受けるほか、神伝流水泳術の極意皆伝も受けた武道練達の士であったといい、維新後は精糸原社桐華組を前橋に創立し、前橋紡績会社取締役を勤めるなど製糸界で活躍した。
伝来 本文書は、井田家に伝存した文書であるが、その内容は笑子氏の実家である旧前橋藩松平氏家臣渡辺家関係の文書である。笑子氏に引き継がれた。
数量 199
年代 元禄13年(1700)~昭和28年(1953)
構造と内容 前橋藩松平氏家臣渡辺家旧蔵の文書群である。前橋藩政期の文書では「藩士勤方覚書」などの他に書状や武芸関係のものがある。渡辺家に関しては系譜・家憲・履歴の他、辞令などが含まれる。
検索手段 井田笑子家文書目録、『群馬県立文書館収蔵文書目録』5、インターネット検索目録
関連資料 当館収蔵マイクロフィルム収集文書「前橋藩松平家記録」(PF811)、前橋関係の翻刻『前橋藩松平家記録』全40巻(前橋市立図書館)。▼『結城松平家と家臣団』稲葉朝成著(2015年)、『前橋藩御用留』(しみの会)、『前橋市史』など。▼(参考文献:『角川日本地名大辞典』10[群馬県]、『群馬県の地名』[日本歴史大系10]『上野国郡村誌』、『上野国郷帳集成』など)
利用上の留意点 「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の取扱いに関する要綱」第5条(利用の制限)及び「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の閲覧制限基準」第2(非閲覧文書の指定事項)により閲覧が制限されている文書は本目録から除外した。
先頭に戻ります。