資料区分 古文書
請求番号 P08105
文書群名 天田壮家文書
伝存地 高崎市下滝町
出所 高崎市 天田壮家
地名 群馬郡下滝村/滝川村大字下滝/群南村大字下滝/高崎市下滝町
旧支配 高崎藩領(安藤氏)/前橋藩領(酒井家・松平家)/代官領/岩鼻御立会支配陣屋管下/岩鼻県/第一次群馬県/熊谷県/第二次群馬県
役職等 旧下滝村名主役、質屋、江戸貸長屋、養蚕経、滝川村村長など
歴史 天田氏は、本国を丹波国天田郷とし、藤原姓を名乗り、後に郷名をとり天田姓に改めたという。元弘の乱(1331)に際し足利将軍に従い関東に移り、観応年間(1350~51)に戦死した20代為利の妻子が滝村の地に定住したという。
伝来 旧下滝村の天田家に伝存した文書群。▼当家より寄贈された。
数量 4289
年代 寛文3年(1663)~明治24年(1891)
構造と内容 文書群は近世文書が大部分を占め、特に天明・寛政期に集中する。内容は「江戸貸長屋」関係資料625点、「矢中村起返し」(8代善兵衛利泰の援助による開発事業)関係資料79点、村内用水の植野天狗岩堰普請関係192点、浅間焼け関連の農村復興12点などが存在し、名主文書としての公用諸文書も多く残存する。本文書群は、藩領、代官領支配下の下滝村政を知る上でも、また、天田家の地主、商人的側面、ことに上州の一在方商人の江戸との関わりを明らかにする上でも重要な史料といえる。
検索手段 天田壮家文書目録、『群馬県立文書館収蔵文書目録』2、インターネット検索目録
関連資料 『群馬県史』資料編10、「西上州一在方商人の江戸貸長屋経営-旧群馬郡下滝村天田家関係史料の紹介-」(井上定幸、『群馬県史研究』11)、「近世の江戸と関東農村-豪農層の江戸進出-」(渡辺尚志、東京大学大学院修士論文、未刊行)など。(参考文献:『角川日本地名大辞典』10[群馬県]、『群馬県の地名』[日本歴史大系10]『上野国郡村誌』、『上野国郷帳集成』など)
利用上の留意点 「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の取扱いに関する要綱」第5条(利用の制限)及び「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の閲覧制限基準」第2(非閲覧文書の指定事項)により閲覧が制限されている文書は本目録から除外した。
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