資料区分 古文書
請求番号 P8201
文書群名 黒沢一郎家文書
伝存地 藤岡市高山
出所 藤岡市 黒沢一郎家
地名 緑埜郡高山村/第十四大区第十一小区/緑野郡美九里村/多野郡美九里村/藤岡市高山
旧支配 幕府直轄領/旗本領(筒井氏)/館林藩域外藩分領ほか/岩鼻県/第一次群馬県/熊谷県/群馬県
役職等 天保年間(九兵衛の代)に緑野郡高山村名主職など
歴史 「黒沢家由来書」によると、始祖を藤原鎌足に求め、本姓を藤原氏としている。その末葉の黒沢主計頭が武田信玄に仕え、緑埜郡牛田、白塩、矢場、根岸および多比之郷を領し、同姓黒沢五郎兵衛の子孫が以後白塩に住するようになったと伝える。その子兵部丞は武田氏の没落後、北条氏に仕え、さらに大坂の陣に際し酒井雅楽頭の旗奉行となったという。
伝来 当館へ寄贈された。
数量 163
年代 天明2年(1682)~明治13年(1880)
構造と内容 文書群は、天保年間以降の幕末期の文書が中心である。内容としては、村政関係が多く、なかでも名主相互の不和に起因した訴訟出入の資料が目につく。▼天保年間に起こった年貢先納金にからんだ問題、嘉永年間の村内三組にからんだ踊舞台木品配分に端を発した名主乱暴一件などがある。▼また、馬喰町御貸付金(郡代御貸付金)借用の村方への返済催促など旗本財政の窮状を窺える資料もみえる。▼名主文書に一般的に見られる検地帳、名寄帳、村明細帳、五人組帳などの基本的地方文書類の伝存は見られない。
検索手段 黒沢一郎家文書目録、『群馬県立文書館収蔵文書目録』3、インターネット検索目録
関連資料 『群馬県史』近世1(西毛1)、坂本計三家文書(P8202)など。(参考文献:『角川日本地名大辞典』10[群馬県]、『群馬県の地名』[日本歴史大系10]『上野国郡村誌』、『上野国郷帳集成』など)
利用上の留意点 「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の取扱いに関する要綱」第5条(利用の制限)及び「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の閲覧制限基準」第2(非閲覧文書の指定事項)により閲覧が制限されている文書は本目録から除外した。
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