資料区分 古文書
請求番号 P8418
文書群名 笛木四郎右衛門家文書
伝存地 利根郡新治村永井(現みなかみ町)
出所 利根郡みなかみ町(旧新治村) 笛木四郎右衛門家
地名 我妻郡長井村/吾妻郡長井村/第十九大区第九小区/吾妻郡永井村/吾妻郡久賀村永井/利根郡久賀村永井/利根郡新治村永井/利根郡みなかみ町永井
旧支配 沼田藩領(真田氏、天正18年~)/幕府領(天和元年~)/長岡藩牧野氏預地(寛延2年~)/幕府領(寛延年間~)/群馬県(明治4年~)/熊谷県(明治6年~)/群馬県(明治9年~)
役職等 永井村組頭・年寄(天明7年以前)、永井・吹路村兼帯名主、永井宿本陣及び問屋兼年寄、永井村戸長、永井・吹路村戸長など
歴史 永井村は貞享元年(1684)に前橋藩酒井家が実施した貞享検地では、永井・吹路・猿ヶ京・合瀬4ヵ村の総石高が327石余と少なかったため、名主は猿ヶ京村の名主が兼帯で務めていたようである。その後、分村運動が起こり天明7(1787)年には猿ヶ京村と合瀬村、永井村と吹路村の2つに分かれた。以後、永井・吹路村は2ヵ村兼帯で名主を務めたと推定される。笛木四郎右衛門家当主は、天明7年以前は永井村の組頭・年寄を務め、以後は永井村・吹路村の兼帯名主などを務めている。また、三国街道永井宿の本陣及び問屋兼帯年寄を務めるなど、村内では最も有力な家である。明治期以降も永井村戸長あるいは永井・吹路村戸長を務めている。笛木家の家業としては、養蚕、質屋、酒造、米・煙草等の商いを行い、土地の質入や売買による地主経営など、多角的な経営を行っていた。
伝来 本文書は、江戸時代の三国街道永井宿に関する交通及び流通関係資料として早くから注目されてきた。笛木家は昭和3(1928)年に県外に転出されたが、本文書2000点余が昭和59年に10代目笛木四郎右衛門氏より新治村教育委員会を通じて当館に寄託された。
数量 1983
年代 寛文7(1667)年~明治41(1908)年*閲覧公開分
構造と内容 本文書群は、沼田藩真田氏時代の寛文・延宝期から明治末期までの総数約2000点弱の文書群である。内容的には江戸時代の吾妻郡永井村名主関係文書、明治期以降の永井村戸長関係文書、江戸時代から明治時代における笛木家の私的関係文書の3つに大別される。
検索手段 笛木四郎右衛門家文書目録、『群馬県立文書館収蔵文書目録』18、インターネット検索目録
関連資料 旧新治村関係文書:笛木昌二家文書(P8802)、『新治村史料集』1・3・4・9、『群馬県史料集』5、『上野国郡村誌』11、『群馬県史』資料編12など。(参考文献:『角川日本地名大辞典』10[群馬県]、『群馬県の地名』[日本歴史大系10]『上野国郡村誌』、『上野国郷帳集成』など)
利用上の留意点 「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の取扱いに関する要綱」第5条(利用の制限)及び「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の閲覧制限基準」第2(非閲覧文書の指定事項)により閲覧が制限されている文書は本目録から除外した。
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