資料区分 古文書
請求番号 P8710
文書群名 元禄十五年上野国絵図
伝存地
出所 元禄十五年上野国絵図
地名 上野国全域
旧支配 上野国全域
歴史 本史料は、江戸幕府が諸国の主要大名に命じて献上させた国毎の絵図である「国絵図」のうち、元禄時代につくられたもの。前橋藩酒井家が作成を担当した。
数量 1
年代 元禄15年(1702)
構造と内容 縮尺は約2万1600分の1。1里(約4㎞)を6寸(約18㎝)で表している。記載内容は、国郡境・山川・道筋・馬次・城・関所・温泉・渡し場・御巣鷹山・神社仏閣などが色彩豊かに描かれ、上野国内の14郡1464ケ村の村名と石高が郡毎に色分けして書かれている。江戸時代中期における上野国全体の自然や地理的景観が鳥瞰できるとともに、新田村や枝郷の記載などからは、江戸時代の村の様子や成立過程を知ることができる。縦約520㎝×横約555㎝。平成21年(2009)3月24日に群馬県指定重要文化財に登録。
検索手段 元禄十五年上野国絵図目録、インターネット検索目録
関連資料 天保上野国切絵図(議2)、倉林秀昭家文書(P111)「元禄上野国絵図」、前橋藩酒井家関連の酒井家史料(F816)・酒井家文書(F821 )・姫路市熊谷家文書(F8804)の他、村側の史料として飯塚馨家文書(P8214)の元禄絵図作製関連文書。▼その他:当館紀要『双文』第6号「元禄上野国絵図の記載内容について」斉藤明子、第33号「寛文上野国絵図の基礎的考察」青木裕美、第9号「元禄期前後における三波川村の『枝郷』と『郡』」鈴木一哉など。▼(参考文献:『角川日本地名大辞典』10[群馬県]、『群馬県の地名』[日本歴史大系10]『上野国郡村誌』、『上野国郷帳集成』など)
利用上の留意点 閲覧はデジタル画像(アーカイブズ・ビュアー。拡大等可)、写真版(22分割)による。複写も可能である。▼ほかに実物大のマット(分割形式)、縮小パネルなどもある(館内展示や普及活動等で使用)。
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