資料区分 古文書
請求番号 P8808
文書群名 和田正雄家文書
伝存地 前橋市元総社町
出所 前橋市 和田正雄家
地名 前橋町
旧支配 前橋藩(松平氏)
役職等 松平大和守家家臣(前橋藩・川越藩ほか)。和田家・嘉応寺家、御側坊主、武具・作事奉行、物頭、長柄頭など
歴史 和田家は、楠木正成の庶流和田正武の孫が、泉州南部郡岸和田に住し、後に同州高井村にあった時に母方高井姓を以て氏としたという。寛永年中、初代高井半左衛門の時に越前国野藩主松平直基に召し抱えられ、4代久忠の時に和田を称した。松平家の転封に伴い、前橋へ移住した。旧屋敷は龍海院の北西(旧前橋市田中町)にあったという。一方の嘉応寺家は、明暦年中、越後国村上藩主松平忠矩に召し抱えられた。なお、旧屋敷は龍海院の北西にあり、和田家とは近しい距離にあった。
伝来 前橋藩士であった和田家に伝来した文書。また、嘉応寺家(和田正雄氏実家)の文書が含まれる。正雄氏が和田家の養子となった後、兄2人も嘉応寺家より和田家に引き取られたが、昭和の初めに2人の兄が亡くなり、嘉応寺家の文書がそのまま和田家に残ったという。本文書は、和田家文書に嘉応寺文書を含んでの総称とする。本文書については、正雄氏の談によると「以前、文書はもっと沢山あったが、物資のない時代に凧・鯉のぼり、襖の下張りに使ってしまった」という。
数量 63
年代 寛文5年(1665)~昭和14年(1939)
構造と内容 前橋藩松平家家臣であった和田家に伝来した文書。この中には同じく前橋藩士であった嘉応寺家文書も含まれる。松平氏の宛行状、藩内・外政に関与して拝領した拝領品目録など。
検索手段 和田正雄家文書目録、『群馬県立文書館収蔵文書目録』10、インターネット検索目録
関連資料 当館収蔵マイクロフィルム収集文書「前橋藩松平家記録」(PF811)、前橋関係の翻刻『前橋藩松平家記録』全40巻(前橋市立図書館)。▼『結城松平家と家臣団』稲葉朝成著(2015年)。『前橋藩御用留』(しみの会)。▼(参考文献:『角川日本地名大辞典』10[群馬県]、『群馬県の地名』[日本歴史大系10]『上野国郡村誌』、『上野国郷帳集成』など)
利用上の留意点 №1「御體□」(前橋藩松平家分限帳)についてはコピー閲覧。「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の取扱いに関する要綱」第5条(利用の制限)及び「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の閲覧制限基準」第2(非閲覧文書の指定事項)により閲覧が制限されている文書は本目録から除外した。
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