資料区分 古文書
請求番号 P8815
文書群名 佐田知治家文書
伝存地 吾妻郡吾妻町本宿(現東吾妻町)
出所 吾妻郡東吾妻町(旧吾妻町) 佐田知治家
地名 吾妻郡本宿村/吾妻郡坂上村大字本宿/吾妻郡原町大字本宿/吾妻郡吾妻町大字本宿/吾妻郡東吾妻町大字本宿
旧支配 旗本領(松平五左衛門、天正18年~)/旗本領(根津甚平、元和元年~)/幕府直轄領(元和4年~)/岩鼻県(明治元年~)/群馬県(明治4年~)/熊谷県(明治6年~)/群馬県(明治9年~)
役職等 吾妻郡本宿村名主・組頭、副戸長・戸長、砥山稼ぎ、硫黄湯花稼ぎなど
歴史 本宿村は、吾妻川の支流温川(ぬるかわ)の右岸に位置し、江戸時代初期に大戸村より分村して成立した。村内には信州街道(大戸通り)が通っている。▼佐田家は、明治3(1870)年以前までは「加辺」姓を名乗っていた。同家当主は明和年間から弘化年間頃までは本宿村の名主を務めた。▼加辺家の私的経営としては、砥山稼ぎと白根・万座山の硫黄湯花稼ぎがあげられる。
伝来 佐田家の私的文書のうち、砥山稼ぎに関しては文化13(1816)年から、硫黄湯花稼ぎについては文政6(1823)年からの文書が残り、明治時代初期までの関係文書が伝来している。当館へ寄贈された。
数量 924
年代 享保6年(1721)~昭和38年(1963)
構造と内容 内容は加辺家(佐田家の旧姓)の経営及び家関係の私的文書が約700点と大部分を占める。▼江戸時代及び明治時代の本宿村村政文書は約180点である。▼なお、村政文書では、本宿村名主なども務めていたが江戸時代の文書は少ない。▼加辺家の経営文書で特記すべきは、白根・万座山の硫黄稼ぎ関係文書約120点と本宿村の砥石採掘関係文書約60点が残されている点にある。
検索手段 佐田知治家文書目録、『群馬県立文書館収蔵文書目録』16、インターネット検索目録
関連資料 吾妻町大戸区有文書(P0506)、吾妻町役場坂上支所文書(H62-15-1近世)など。▼硫黄稼ぎ関係で、小林文端『近世硫黄史の研究』、令和元年度の当館の展示「上州湯めぐり ものがたり」、『群馬県史通史編5』など。▼砥石稼ぎ関係で、高見沢保「上州吾妻郡本宿の砥山稼」『群馬文化』218号など。▼(参考文献:『角川日本地名大辞典』10[群馬県]、『群馬県の地名』[日本歴史大系10]『上野国郡村誌』、『上野国郷帳集成』など)
利用上の留意点 「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の取扱いに関する要綱」第5条(利用の制限)及び「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の閲覧制限基準」第2(非閲覧文書の指定事項)により閲覧が制限されている文書は本目録から除外した。
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