資料区分 古文書
請求番号 P08901
文書群名 新井昭二家文書
伝存地 碓氷郡松井田町二軒在家(現安中市)
出所 安中市(旧松井田町) 新井昭二家
地名 碓氷郡烏留村(からすどまりむら)/第二十一大区第五小区/碓氷郡二軒在家村/碓氷郡西横野村/松井田町二軒在家
旧支配 幕府領/旗本領(河田氏)/岩鼻県/第一次群馬県/熊谷県/第二次群馬県
歴史 碓氷郡烏留村は、中山道松井田宿の南東に位置し、碓氷川右岸段丘上に位置するため畑作が中心で、干害に悩まされてきた。▼元禄7年から、松井田宿助郷村であったが、同10年から坂本宿助郷村となった。▼新井家は、江戸時代に烏留村の名主を務めるとともに、質屋経営を行っていたという。▼明治期に入り、質屋のほか氷屋・醤油屋・蚕種屋などの諸商いを行っていたが、特に蚕種屋は蚕種統一会社ができる昭和16年頃まで商いを行っていたそうである。▼新井高四郎氏(昭二氏の祖父)は、県会議員を務めるとともに、蚕種屋として広く商いを行い、碓氷地区の養蚕・製糸業の発展に寄与したようである。▼碓氷社は、明治11年(1878)群馬県で設立された組合製糸。座繰り製糸を営む養蚕農民を集め、教導揚返しを行い、生糸を横浜へ出荷した。
伝来 碓氷郡烏留村の新井家に伝来した文書群。▼当館へ寄贈された。
数量 312
年代 大正7年(1918)~昭和42年(1967)
構造と内容 養蚕・製糸関係資料(特に碓氷社に関わる資料)が伝わる。▼①大正~昭和初期の蚕種販売や諸職傭人に関わる日新館関係資料。▼②大日本生糸販売組合など製糸関連組織の刊行物。▼③昭和10年代の碓氷社関係資料など。③は吾妻・烏川沿岸・箕輪地方などへの碓氷社の直営工場建設に関わる資料が若干まとまって残っている。
検索手段 新井昭二家文書目録、インターネット検索目録
関連資料 (参考文献:『角川日本地名大辞典』10[群馬県]、『群馬県の地名』[日本歴史大系10]『上野国郡村誌』、『上野国郷帳集成』など)
利用上の留意点 「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の取扱いに関する要綱」第5条(利用の制限)及び「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の閲覧制限基準」第2(非閲覧文書の指定事項)により閲覧が制限されている文書は本目録から除外した。
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