資料区分	古文書
請求番号	P9201
文書群名	藤井新兵衛家文書
伝存地	前橋市住吉町
出所	前橋市 藤井新兵衛家
地名	前橋町(明治22年~)/前橋市細ヶ沢町(明治25年~)/前橋市住吉町(昭和41年~)
役職等	株式会社上毛貯蓄銀行頭取･前橋電燈株式会社取締役･前橋商業会議所会頭･前橋市参事会員など
歴史	藤井新兵衛氏は(1861~1931)前橋細ヶ沢の富商の出身｡藤井家は前橋藩酒井家の家臣で姫路転封とともに同地で商人になったといわれている｡江戸時代から生糸商でしられ､諸商行司･穀屋大行司･生糸取締役などを勤めたとされる｡代々新兵衛または新平を名乗る｡
数量	887
年代	天明5年(1785)~昭和9年(1934)
構造と内容	本資料はほとんどが幕末からの商売関係資料｡藤井家は生糸･穀物の取引や質屋を営んでおり､前橋に限らず吾妻郡や利根郡など県内各地に取引先がある｡とりわけ生糸取引は大規模であり､横浜で取引を行っている｡基本的な資料は｢店卸帳｣と｢大福帳｣である｡また私的な文書では｢出納帳｣や婚姻や出産など冠婚葬祭に関する資料も多いことから明治~大正期の庶民の生活を知る上で貴重な資料となっている｡｢出納帳｣からは当時の物価が読み取れる｡｢前橋市会決議録｣など前橋市政に関わる資料も特徴的である｡
検索手段	藤井新兵衛家文書目録､前橋市住吉町藤井家文書(PF815)､ｲﾝﾀｰﾈｯﾄ検索目録
関連資料	前橋市住吉町藤井家文書(PF815)､『群馬県百科事典』､『群馬県人名大辞典』､『群馬県新百科事典』など｡(参考文献:『角川日本地名大辞典』10[群馬県]､『群馬県の地名』[日本歴史大系10]『上野国郡村誌』､『上野国郷帳集成』など)
利用上の留意点	№1~288はﾏｲｸﾛ閲覧(PF815)｡▼｢群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の取扱いに関する要綱｣第5条(利用の制限)及び｢群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の閲覧制限基準｣第2(非閲覧文書の指定事項)により閲覧が制限されている文書は本目録から除外した｡