資料区分 古文書
請求番号 P9405
文書群名 濱野さく家文書
伝存地 邑楽郡大泉町下大泉
出所 邑楽郡大泉町 濱野さく家
地名 邑楽郡小泉村/邑楽郡下小泉村/邑楽郡小泉村/邑楽郡小泉町/邑楽郡大泉町
旧支配 館林藩領(榊原氏、天正18年~)/館林藩領(大給松平氏、正保元年~)/館林藩領(徳川綱吉、寛文元年~)/旗本領・幕府領(天和2年~)/岩鼻県(慶応4年~)/栃木県(明治4年~)/群馬県(明治9年~)
役職等 下小泉村名主/下小泉村組頭/養蚕・産種世話役/用掛/副戸長/下小泉村会議員/上・下小泉村聯合会議員/学務委員/邑楽郡聯合町村会議員/小泉村会議員/小泉村収入役/小泉村長/小泉町長/邑楽郡会議員 等々
歴史 濱野家の先祖は、平氏の系譜を引く千葉氏の一族が下総国千葉郡濱野村に住して濱野姓を名乗ったのが始まりとされる。のち小泉城主結城富岡氏に仕えたが、天正18年の小田原北条氏滅亡に伴って現在の大泉町に土着したという。▼江戸時代には下小泉村の名主(旗本山崎氏知行所)を務め、文化・文政期以降は村役人を退き、家業(地主、金融業、米穀・塩等を売買する在郷商人)に専念した。▼明治期以降になると、再び村政の表舞台に登場し、副戸長、村会議員、学務委員、村長、町長等を歴任して現在の大泉町の礎を築いた。
伝来 一部伝来不明の文書も含まれるが、大部分は濱野家に代々伝来した文書群である。当館へ寄贈された。
数量 2019
年代 寛永15年(1638)~昭和36年(1961)
構造と内容 総数2000点余に及ぶ伝来文書は、邑楽郡下小泉村又は小泉村(町)の近世から近代・現代に至る村政文書と同家の私的関係文書及び出所不明の丸山家文書から構成される。▼数量的には近世・近代の村行政文書が500点余、私的文書が約1500点である。▼私的文書の中でも濱野家の商業活動に関する文書が全体の半数近く(約950点)を占めているのが大きな特徴である。
検索手段 濱野さく家文書目録、『群馬県立文書館収蔵文書目録』20、インターネット検索目録
関連資料 県史収集複製資料として、同家の浜野さく家文書(HTO-1近世)。▼(参考文献:『角川日本地名大辞典』10[群馬県]、『群馬県の地名』[日本歴史大系10]『上野国郡村誌』、『上野国郷帳集成』など)
利用上の留意点 近世の下小泉村名主文書の多くは虫損等が著しく、閲覧の際の取扱いには十分注意されたい。▼「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の取扱いに関する要綱」第5条(利用の制限)及び「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の閲覧制限基準」第2(非閲覧文書の指定事項)により閲覧が制限されている文書は本目録から除外した。
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