資料区分 古文書
請求番号 P9516
文書群名 藤塚清温家文書
伝存地 沼田市上川田町
出所 沼田市 藤塚清温家
地名 利根郡上川田村(~明治22年)/利根郡川田村字上川田(~昭和29年)/沼田市上川田町(~現在)
旧支配 沼田藩領/沼田県(明治4年)/第一次群馬県(明治4~6年)/熊谷県(明治6~9年)/第二次群馬県(明治9年~現在)
役職等 上川田村名主
歴史 戦国時代の上川田には、「藤塚甚三郎」「同市之丞」という地侍が存在し、小田原北条氏に属していたことがわかる(『群馬県史』資料編7 №3156)。▼江戸時代は常に沼田藩領で、村高は296石余(うち田方95石・畑方200石、「寛文郷帳」)。▼寛文2年(1662)の真田氏の検地では1,329石余であったが、貞享検地以後は863石余である。▼幕末の改革組合村では糸井村寄席場組合に属している。《参考文献》『角川地名大辞典10 群馬県』
伝来 当館へ寄贈された。
数量 912
年代 宝永7年(1710)~明治12年(1879)
構造と内容 近世後期の上川田村の名主文書。およそ半数が冊物で、年貢・宗門人別帳などが多い。▼煙草・生糸の生産が行われていたので、その関係の文書も多い。▼状物では幕末期の廻状・差紙が多く、沼田藩から通達がしばしば行われた。内容は年貢・普請から藩主の動向・幕府からの通達まで様々である。▼また天保13年(1842)には越後国三島郡・魚沼郡から大工・木挽などの職人が来ており、その賃金を定めた文書も存在する(№486~491)。。▼なお、当文書群は2つの請求番号とに分かれているので、当文書群に興味がある方はぜひ、P9516とP09502の両方を閲覧して下さい。
検索手段 藤塚清温家文書目録・インターネット検索目録
関連資料 同じ藤塚清温家文書としてP09502。ほかに同じ沼田市内の古文書として「倉科右近家文書」(P08005)、「片山寛寿家文書」(P8110)などがあげられる。(参考文献:『角川日本地名大辞典』10[群馬県]、『群馬県の地名』[日本歴史大系10]『上野国郡村誌』、『上野国郷帳集成』など)
利用上の留意点 特になし。
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