資料区分 古文書
請求番号 P9903
文書群名 小林惠佐夫家文書
伝存地 新田郡新田町大根(現太田市)
出所 太田市(旧新田町) 小林惠佐夫家
地名 新田郡大根村/第二十三大区第四小区(明治10年~)/新田郡綿打村大根(明治22年~)/新田郡新田町大根(昭和31年~)/太田市新田大根町(平成17~)
数量 5
年代 慶応3年(1867)~明治22年(1889)
構造と内容 気楽流柔術に関する巻物4巻は、慶応3(1867)年・明治2(1869)年・明治16(1883)年・明治22(1889)年のもので、前3巻は気楽流柔術の流儀に関することを箇条書きに記したもの(5ヶ条・9ヶ条・12ヶ条)で、明治22年のものは、免許皆伝に関するものである。いずれも気楽流の道場を開いていた道場主長山精勝(まさかつ)から小林長十郎に宛てたものである。「気楽流」は、加賀前田家の家臣戸田越後守を始祖とすることから「戸田流」と呼ばれていた流儀のことだという。幕末期の綿打村には気楽流14代長山精勝を道場主とする気楽流道場があり、4名の高弟がいたとのことである。そのうち3名は独立して新たに道場を開き、残りの1名だった小林長十郎正勝が師範代となって残り、免許皆伝を許されたそうである。小林長十郎は天保生まれで、明治期には「大日本武徳会」の群馬県地方委員に委嘱されている。そのほかに、群馬県から出された「整義学校」への寄附金に関する礼状1通がある。
検索手段 小林惠佐夫家文書目録、インターネット検索目録
関連資料 (参考文献:『角川日本地名大辞典』10[群馬県]、『群馬県の地名』[日本歴史大系10]『上野国郡村誌』、『上野国郷帳集成』など)
利用上の留意点 寄託者の希望により、コピーにより閲覧に供する。
先頭に戻ります。