資料区分 古文書
請求番号 P0104
文書群名 関茂三郎家文書
伝存地 吾妻郡中之条町上沢渡
出所 吾妻郡中之条町 関茂三郎家
地名 吾妻郡上沢渡村/吾妻郡上沢渡村/吾妻郡中之条町大字上沢渡
旧支配 沼田藩(真田氏、天正18年~)/幕府領(天和2年~)/沼田藩領/幕府領/長岡藩牧野氏預所(寛延2年~)/幕府領/御三卿清水家領知(文政7or9年~)/幕府領(安政2年~)/岩鼻県(慶応4年~)/群馬県(明治4年~)/熊谷県(明治6年~)/群馬県(明治9年~現在)
役職等 吾妻郡上沢渡村名主・年寄、副戸長、不動堂の堂守など
歴史 上沢渡村大岩に居住する関家は江戸時代、久兵衛の名を代々襲名し、宝暦期以降、上沢渡村の名主や年寄を務めた。また、宝暦以前の文書では土地の売買証文が多いことから、農業の他に早くから金融業を営んでいた可能性がある。昭和20年代に沢渡温泉で大火災が発生したため、上沢渡村の村方文書は殆ど残っていないという。
伝来 吾妻郡上沢渡村の名主等をつとめた関家に伝来した文書群。文書は元来、関家の母屋前にある土蔵に保管されていたが、貸出・鼠害のため母屋へ移して保管。江戸時代以降、一度も火災に遭っていないとのこと。かつて文書を貸出して紛失された経験があり、以降、非公開で門外不出であったが、平成13年5月30日に当文書館へ寄託された。
数量 379
年代 延宝4年(1676)~大正5年(1916)
構造と内容 総数390点に及ぶ伝来文書は、吾妻郡上沢渡村の近世から近代に至る村政文書と関家の私的文書及び記録・典籍、掛軸等から構成されている。数量は決して多くないが、江戸時代後期を中心とする上沢渡村の村政・年貢・社寺関係の古文書が大部分を占め、近代文書はわずかである。また、同家の私的文書中には、家政(冠婚葬祭関係)や家計(商業帳簿、土地・金銭証文等)に関する文書の他、和書・漢籍や書画掛軸なども含まれている。なお、沢渡温泉では昭和20年に火災に遭い、村方文書はほとんど残っていないと言われている。この点からも本文書は貴重な歴史資料であろう。
検索手段 関茂三郎家文書目録、インターネット検索目録
関連資料 (参考文献:『角川日本地名大辞典』10[群馬県]、『群馬県の地名』[日本歴史大系10]『上野国郡村誌』、『上野国郷帳集成』など)
利用上の留意点 本文書中には虫損等が散見され、また掛軸等も含まれているので、閲覧利用する際にはその取扱いに十分注意していただきたい。「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の取扱いに関する要綱」第5条(利用の制限)及び「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の閲覧制限基準」第2(非閲覧文書の指定事項)により閲覧が制限されている文書は本目録から除外した。
先頭に戻ります。