資料区分 |
古文書 |
請求番号 |
P0506 |
文書群名 |
吾妻町大戸区有文書 |
伝存地 |
吾妻郡吾妻町大戸(現東吾妻町) |
出所 |
吾妻郡東吾妻町(旧吾妻町) 吾妻町大戸区 |
地名 |
吾妻郡大戸村/吾妻郡坂上村/吾妻郡吾妻町大戸/吾妻郡東吾妻町大戸 |
旧支配 |
旗本領(松平氏)/旗本領(根津氏、元和元年~)/幕府領(元和4年~) |
歴史 |
大戸関所は寛永8年(1631)に設置され、関所付村は11ヶ村で群馬郡上三ノ倉村・下三ノ倉村・権田村、碓氷郡岩氷村・水沼村・川浦村(現高崎市倉渕町・坂下六ヶ村)と吾妻郡萩生村・大戸村・本宿村・大柏木村・須賀尾村(現東吾妻町、坂上五ヶ村)である。北信濃の城米や商人の通行、草津温泉への湯治客、善光寺参詣などで交通量が多かった。なお当地で国定忠治が捕縛・処刑されたことでも有名である。 |
数量 |
153 |
年代 |
文禄2年(1593)~昭和37年(1962) |
構造と内容 |
大戸村および大戸関所関係資料。大戸村関係資料は天保9年の名寄帳が田方2冊(№83・85)、畑方5冊(№84・№86~90)がある。寛文年間から幕末期まで年貢割付状は約160点・皆済目録は約130点ある。また大運寺では文政年間に住職が死亡し、その後住と原町善導寺との離末問題の関係文書が多数あり、その時代の本末関係が垣間見られる貴重な資料である。「一加部、二佐羽、三鈴木」といわれるように、名主加部安左衛門は上州では分限者として有名であり、天明3年の浅間焼けなど大規模な災害が発生すると、被災者への援助をたびたび行っている。大戸関所関係では関所普請と関所役人に関する文書が多い。また絵図(№741~761)も色彩鮮明で保存状態もよい。なおこのうち大戸関所関係資料219点は東吾妻町指定の重要文化財となっている。 |
検索手段 |
吾妻町大戸区有文書目録、インターネット検索目録 |
関連資料 |
伊能光雄家文書(P8003、名主加部安左衛門と姻戚関係)など。(参考文献:『角川日本地名大辞典』10[群馬県]、『群馬県の地名』[日本歴史大系10]『上野国郡村誌』、『上野国郷帳集成』など) |
利用上の留意点 |
東吾妻町指定文化財を含む。一部マイクロ閲覧(PF0306)。原則としてマイクロ公開であるが、上記の事項を含む製本で閲覧可能な文書と未撮影文書は原文書で公開する。▼「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の取扱いに関する要綱」第5条(利用の制限)及び「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の閲覧制限基準」第2(非閲覧文書の指定事項)により閲覧が制限されている文書は本目録から除外した。 |