資料区分 古文書
請求番号 P01705
文書群名 倉持基宏家文書
伝存地 安中市松井田町坂本
出所 安中市(旧松井田町) 倉持基宏家(小池家)
地名 碓氷郡坂本村字羽根石(近世~)/碓氷郡坂本駅大字坂本字羽根石(明治初年~)/碓氷郡坂本町大字坂本字羽根石(明治22年~)/碓氷郡松井田町大字坂本字羽根石(昭和29年~)/安中市松井田町坂本字羽根石(平成18年~)
旧支配 近世初め安中藩領/明治4年(1871)安中県、同年第一次群馬県/明治6年熊谷県/明治9年第二次群馬県
役職等 碓氷郡坂本村羽根石茶屋(立場)本陣
伝来 小池家は、基宏氏祖父・小池徳次郎氏まで安中市松井田町坂本辺に居住していた。文書群は小池家から昭和60年頃に譲り受けたものである。当館へ寄贈された。
数量 26
年代 元文3年(1738) ~ 明治4年(1871)
構造と内容 本文書群は、近世期の文書24点と断簡類2点からなる。▼№1は、「和宮様御下向御小休控帳」(文久元年)である。同年3月29日の和宮下向についての触書が羽根石茶屋本陣に届いたことから、10月朔日の跡部伊賀守通行までのことが記され、和宮下向に際しての準備の一端がうかがわれる。▼№2、№5~№9、№16~№24は、「御大名様方御小休控帳」(元文3年、寛政2年、弘化5年、嘉永2年、嘉永3年、嘉永5年、嘉永7年、元治2年、慶応2年~慶応4年)と「諸藩知事様御定休帳」(明治4年)の類である。▼それぞれの年の羽根石茶屋本陣で小休・昼休した大名・旗本、それぞれの家臣・家族、大寺院僧侶などの通行者が記されている。▼また、弘化5年(嘉永元年)以降の文書には、献上物、御茶代、前日・翌日の宿泊先、陸尺衆の人数などが記されている。▼№3・№4は、「紀伊中納言(紀州)様御通行控」(享和2年、天保3年)の類である。通行者への献上物、安中藩出役の対応などについて記されている。▼№10~№14は、「宇都宮金清水(うつのみやこがねのしみず)」の写本である。▼羽根石について:「羽根石 坂本駅ノ西部ニアリ、東西壱町18間・南北40間」(『上野国郡村誌10』)。「刎石山頂からは坂本宿が見渡され、少し進むと羽根石(刎石)茶屋跡がある。家並は 35間、坂本宿に24町、軽井沢宿に2里10町余あった」(『日本歴史地名大系⑩』)。
検索手段 倉持基宏家文書目録、インターネット検索目録
関連資料 県史資料「永井憲作家文書」(旧松井田町坂本、H54-6-2近世)など。
利用上の留意点 特になし。
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