資料区分 マイクロ
請求番号 PF0301
文書群名 利根郡新治村新治村教育委員会文書
伝存地 利根郡新治村(現みなかみ町)
出所 利根郡みなかみ町(旧新治村) 新治村教育委員会(現みなかみ町教育委員会新治事務所)
地名 吾妻郡布施村/吾妻郡布施村/吾妻郡久賀村布施/利根郡久賀村布施/利根郡新治村布施/利根郡みなかみ町布施
旧支配 幕府領代官支配(天和元年~)/沼田藩領(本多氏、宝永2年~)/幕府領代官支配(享保15年~)/上里見藩領(松平氏、寛延元年~)/幕府領代官支配(宝暦9年~)/幕府代官支配・旗本領(小田切氏領、文化8年~)/旗本領(小田切氏・村垣氏、文政2年~)/幕府代官支配・旗本領(小田切氏、文政7年~)/岩鼻県(明治元年~)/第一次群馬県(明治4年~)/熊谷県(明治6年~)/第二次群馬県(明治9年~)
歴史 猿ヶ京関所は、三国街道に設けられた関所であり、「須川記」によると寛永8年、安政2年関所明細帳によると万治2年に設置されたという。沼田藩真田氏の支配下では、給人格の者2名を関守として、その下に足軽12名が置かれた。現在、関守を世襲していた片野氏の役宅が残り、関所跡とともに県指定史跡。
伝来 新治村教育委員会がさまざまなルートから収集した文書である。平成15年7月に借用し、文書館にて撮影、マイクロフィルムに複製する。
数量 98
年代 元禄5年(1692)~明治6年(1873)
構造と内容 本文書は、①猿ヶ京関所関係文書 ②土地関係文書 に分類できる。①本文書の中心となる文書であり、猿ヶ京関所の業務に関係する史料から関所手形(62点)などが収められている。関所の日常の業務に関わる史料としては「御関所品々日記」「諸雑記」「日記」(№4~№6)などがある。また、№10や№11では関所の修復普請の様子などがうかがえる。№13の「精吹鉛手形仮写帳」では、越後国蒲原郡下田丸倉鉛山や魚沼郡上田銀山で産出された鉛が、上州や野州、江戸の商人のもとへ送られている様子がわかる。なお、『新治村史料集』5(猿ヶ京関所史料、昭和48年刊、以下『史料集』)には、本文書中の史料が取り上げられていたり、関連する史料が掲載されていたりする。中でも№3の「親類書」は写真版で掲載され、№2の「親類書」は記述内容の同じものが翻刻されている。この2つの史料は、『史料集』の解説の中で切支丹関係の文書として取り上げられている。№20の「由緒書・親類書・宗旨手形」も同じ記述内容の一部が翻刻されている。②明治期の猿ヶ京新田検地帳(№1)や貞享元年の吾妻郡沼田領新御検地御証文写(№21)などの検地帳や質流証文などの史料がある。
検索手段 利根郡新治村新治村教育委員会文書目録、インターネット検索目録
関連資料 猿ヶ京関所関係文書:笛木昌二家文書(P8802)、三国街道関係史料:笛木四郎右衛門家文書(P8418)、『新治村史料集』5など。(参考文献:『角川日本地名大辞典』10[群馬県]、『群馬県の地名』[日本歴史大系10]『上野国郡村誌』、『上野国郷帳集成』など)
利用上の留意点 「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の取扱いに関する要綱」第5条(利用の制限)及び「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の閲覧制限基準」第2(非閲覧文書の指定事項)により閲覧が制限されている文書は本目録から除外した。
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