資料区分 マイクロ
請求番号 PF0303
文書群名 多野郡上野村黒澤右京家文書
伝存地 多野郡上野村楢原
出所 多野郡上野村 黒澤家
地名 甘楽郡白井村/甘楽郡楢原村/南甘楽郡楢原村/南甘楽郡上野村/多野郡上野村/多野郡上野村楢原
旧支配 幕府領
役職等 白井村名主、白井関所番頭
歴史 白井村は楢原村の枝郷であり、十石街道沿いにあり、信濃国と境を接し山中領・武蔵国秩父郡の出入り口になることから市場が開かれ、関所が置かれた。▼十石峠の信州筋取締りのために設けられた。番頭黒沢氏と白井村百姓が交代で勤める番人がおかれた。▼通行人としては善光寺参詣人・山稼人・金銀山稼・米商人・馬喰などであった。▼信州から米や雑穀などの商人が入り、山中領や秩父の商人も集まった。米問屋は7軒あり、商人を泊める宿屋・造り酒屋などもでき、市日には1日100頭もの馬が往来し、白井宿として賑わった。
伝来 楢原村枝郷白井村の名主黒澤家に伝わった文書群。
数量 206
年代 宝永5年(1677)~明治6年(1873)
構造と内容 楢原村枝郷白井村の名主黒澤家に伝わる名主文書。名主文書としては名寄帳や石高帳など年貢に関する資料がほとんどである。特徴として、同所に白井関所が置かれ同家が関所の番人を務めていたことから、その関係資料が多数存在することが挙げられる。関所通行に関する訴訟や信州・山中領・武州秩父郡との取引に関する資料も多く存在する。市に関する取り決めの資料もあり当時の白井関所を知る上で重要な資料であるといえる。
検索手段 多野郡上野村黒沢右京家文書目録、インターネット検索目録
関連資料 黒沢丈夫家文書(P8205)、高橋正佳家文書(PF0304)など。ほかに『近世山村地域史の研究』佐藤孝之(吉川弘文館)など。(参考文献:『角川日本地名大辞典』10[群馬県]、『群馬県の地名』[日本歴史大系10]『上野国郡村誌』、『上野国郷帳集成』など)
利用上の留意点 「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の取扱いに関する要綱」第5条(利用の制限)及び「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の閲覧制限基準」第2(非閲覧文書の指定事項)により閲覧が制限されている文書は本目録から除外した。
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