資料区分 マイクロ
請求番号 PF0304
文書群名 多野郡上野村高橋正佳家文書
伝存地 多野郡上野村楢原
出所 多野郡上野村 高橋瀧嶋家
地名 甘楽郡白井村/甘楽郡楢原村/南甘楽郡楢原村/南甘楽郡上野村/多野郡上野村/多野郡上野村楢原
旧支配 幕府領
役職等 質屋、酒屋
歴史 白井村は楢原村の枝郷であり、十石街道沿いにあり、信濃国と境を接し山中領・武蔵国秩父郡の出入り口になることから市場が開かれ、関所が置かれた。▼十石峠の信州筋取締りのために設けられた。番頭黒沢氏と白井村百姓が交代で勤める番人がおかれた。▼通行人としては善光寺参詣人・山稼人・金銀山稼・米商人・馬喰などであった。▼信州から米や雑穀などの商人が入り、山中領や秩父の商人も集まった。米問屋は7軒あり、商人を泊める宿屋・造り酒屋などもでき、市日には1日100頭もの馬が往来し、白井宿として賑わった。
伝来 質屋や酒屋を営んでいた高橋家に伝来した文書群。
数量 542
年代 延宝5年(1677)~明治33年(1900)
構造と内容 高橋家は、質屋と酒屋を営んでいたことからその関係資料が多く存在する。とくに酒屋では酒蔵・諸道具の貸し借りや仕入れ・仕込みに関して金銭の貸し借りについての資料が目立つ。他には凶作飢饉時に無利足で貸付や小児養育、荒地起き返りなどを行った資料もみられる。また御巣鷹山の林守に関する資料も見られる。
検索手段 多野郡上野村高橋正佳家文書目録、インターネット検索目録
関連資料 黒沢丈夫家文書(P8205) 、黒澤右京家文書(PF0303)など。図書として『近世山村地域史の研究』佐藤孝之(吉川弘文館)など。(参考文献:『角川日本地名大辞典』10[群馬県]、『群馬県の地名』[日本歴史大系10]『上野国郡村誌』、『上野国郷帳集成』など)
利用上の留意点 「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の取扱いに関する要綱」第5条(利用の制限)及び「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の閲覧制限基準」第2(非閲覧文書の指定事項)により閲覧が制限されている文書は本目録から除外した。
先頭に戻ります。