資料区分 マイクロ
請求番号 PF0401
文書群名 埼玉県羽生市石川行夫家文書
伝存地 埼玉県羽生市
出所 埼玉県羽生市 石川家
地名 騎西郡上新郷村/北埼玉郡上新郷村(明治12年~)/北埼玉郡新郷村上新郷(明治22年~)/羽生市上新郷(昭和29年~)
旧支配 忍藩領
役職等 新郷川俣関所(忍藩管理)の関守
歴史 新郷川俣関所は上新郷村字別所の利根川堤防に設置され、日光脇往還の利根川渡船通行の取締りにあたる。対岸の上野国邑楽郡川俣村(現明和町)への渡船場であったため、川俣関所・別所関とも称した。関所には木戸2門・本番所・見張番所が設けられ、対岸の川俣村にも簡易な番所が設置されていた。上新郷岸は「新川岸」と称し、関所取締・渡船に関する優越権をもっていた。関所では慶長5年(1600)以降関守となり土着した石川・橋本・大藤・佐藤の四家が取締りにあたり、寛永16年(1639)阿部忠秋入封に伴い預番士として家臣となった。石川家は江戸時代新郷川俣関所の関守(忍藩)を務めた四家の中の1つである。
伝来 新郷川俣関所の関守を務めていた石川家に伝来した文書群。昭和33年川俣関所関係文書として他家の史料とともに埼玉県重要文化財に指定される。 当館では、平成16年11月に史料を借用し、マイクロフィルムによる複製化を行った。
数量 105
年代 元禄10年(1697)~昭和57年(1982)
構造と内容 本文書は大きく、①新郷川俣関所関係文書と②石川家の私的文書の二つに大別できる。①新郷川俣関所関係文書は約60点で、その内の24点が関所手形、14点が印鑑である。関所手形の約半数は利根川舟運関連(約10点)であり、米、油、塩などの荷が確認できる。また、文書№3「〔川俣御関所諸色改方心得帳〕」、№32「赤岩一件ニ付急不出府手控」などは、関所の実務関連の記録である。②石川家私的文書は、孟子、日本外史、慶安太平記など、江戸時代後半以降に出版された版本が中心である。他に、石川家の系譜関係史料も数点含まれている。
検索手段 埼玉県羽生市石川行夫家文書目録、インターネット検索目録
関連資料 羽生市立郷土資料館文書(FP0402)、邑楽郡明和町塩谷正久家文書(FP0208)など。(参考文献:『角川日本地名大辞典』10[群馬県]、『群馬県の地名』[日本歴史大系10]『上野国郡村誌』、『上野国郷帳集成』など)
利用上の留意点 「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の取扱いに関する要綱」第5条(利用の制限)及び「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の閲覧制限基準」第2(非閲覧文書の指定事項)により閲覧が制限されている文書は本目録から除外した。
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