資料区分 マイクロ
請求番号 PF816
文書群名 前橋藩酒井家史料
伝存地 前橋市
出所 前橋市 酒井家
役職等 前橋藩主
歴史 酒井家は、松平氏、徳川氏の古参の譜代家臣。元は三河国の在地領主で、松平親氏の子・広親が三河国酒井村に住し、酒井氏を称したという。広親の長子・家忠の流れを汲む家が雅楽頭家である。家忠の5世孫である正親が徳川家康に仕え、その子重忠は慶長6年(1601)に厩橋藩(前橋藩)主となり、寛延2年(1749)忠恭のとき、姫路へ転封となった。
伝来 本史料は元来酒井家に蔵されていたが、昭和43年に酒井家歴代の墓地がある前橋龍海院に移託され、現在は前橋市立図書館が所蔵する。昭和58年4月前橋市の重要文化財に指定された。
数量 138
構造と内容 本史料とは、明治32年(1899)より三上参次・辻善之助らを中心とする酒井家史編纂部が編輯した、酒井家の大祖広親から24代忠邦の卒去(明治12年)までの酒井家歴代の編年史料全121冊が主体であり、その完成は大正2年(1913)12月といわれる。▼ ほかに、この家史編纂のための原稿本、歴代藩主毎の紀年録、明治期以降の家政等に関する日誌・記録類も含まれているが、現在閲覧できるものは「酒井家史料」121冊、「酒井家史料目録」4冊、「酒井家編年史料」、「正親紀」など約140点である。▼ 本史料は近代の編纂物とはいえ、歴代藩主の治績や家中の動静を具体的に記すものとして重要な史料と言える。
検索手段 前橋藩酒井家史料目録、インターネット検索目録
関連資料 『前橋市史』2など。(参考文献:『角川日本地名大辞典』10[群馬県]、『群馬県の地名』[日本歴史大系10]『上野国郡村誌』、『上野国郷帳集成』など)
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