資料区分 マイクロ
請求番号 PF8608
文書群名 沼田藩土岐家文書(県立歴史博物館寄託分)
伝存地 沼田市
出所 沼田市 沼田市教育委員会
旧支配 沼田藩
役職等 沼田藩主/沼田藩知事
歴史 土岐氏は清和源氏の流れを汲む美濃源氏の名門である。土岐氏の祖光信が美濃国土岐郡に在住したことから土岐氏を称した。室町時代には美濃国守護に任じられている。守護家は戦国時代に斎藤道三により没落している。沼田藩土岐家は土岐氏の支流で明智土岐氏である。斎藤道三と戦い討ち死にし、三河菅沼氏の下へ逃れ、徳川氏に仕える。江戸時代に摂津高槻2万石・下総相馬1万石・出羽上山2万5千石・駿河田中3万5千石を経て、寛保2年(1742)土岐氏は沼田に入部する。以降、明治4年沼田藩知事を辞するまで12代129年間続いた。歴代藩主は幕府の要職である老中・京都所司代・大阪城代・寺社奉行などを歴任し、幕府の信任が厚かった。
伝来 土岐家/沼田市教育委員会/県立歴史博物館寄託(S55.4~)
数量 1142
年代 慶長11年(1606)~大正9年(1920)
構造と内容 本文書の内容は、土岐家系譜をはじめ歴代藩主の位記・宣旨・口宣案、朱印状写・領知目録など土岐藩政の基本資料があるほか、家臣巨細書、藩治職制、公用日記、兵法・茶道などの秘伝書、和歌詠草、藩校「沼田学舎」の関連資料など多種多様である。また明治以降では種々の寄付に対する褒賞状や諸通知・書簡類が含まれる。
検索手段 沼田藩土岐家文書(県立歴史博物館寄託)目録、インターネット検索目録
関連資料 沼田藩土岐家文書(PF8502)/角田光枝家文書(P9004)など。(参考文献:『角川日本地名大辞典』10[群馬県]、『群馬県の地名』[日本歴史大系10]『上野国郡村誌』、『上野国郷帳集成』など)
利用上の留意点 原資料が宿紙(漉き返しの紙)を用いたため、ほとんど解読不能の「口宣案」などがある。また、原資料が水損であるために文字が不鮮明な資料も存在する。
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