資料区分 マイクロ
請求番号 PF9701
文書群名 北群馬郡子持村阿久澤順一家文書
伝存地 北群馬郡子持村(現渋川市)
出所 渋川市(旧子持村) 阿久澤家
地名 群馬郡吹屋村/西群馬郡吹屋村/西群馬郡長尾村吹屋/群馬郡長尾村吹屋/北群馬郡子持村吹屋/渋川市吹屋
旧支配 白井藩領(本多氏、天正18年~)/白井藩領(松平戸田氏、慶長6年~)/白井藩領(西尾氏、元和2年~)/白井藩領(本多氏、元和4年~)/幕府領(元和9年~)/前橋藩領(寛保3年~)/吉井藩・幕府・旗本領(松田氏・本多氏・保々氏)(延享4年~)/前橋藩・吉井藩領(明治元年~)/前橋県・岩鼻県(明治2年~)/群馬県(明治4年~)/熊谷県(明治6年~)/群馬県(明治9年~)
役職等 鋳物師(鍋屋・釜屋)、吹屋村名主、吹屋村副戸長・御用掛、長尾村学務委員、長尾村村会議員、小澤鋳鉄合資会社社長、碓氷社長尾組長、阿久澤鉄工所社長
歴史 阿久澤家は江戸時代中期に小澤姓を称し、寺社の梵鐘・鰐口や鍋釜鋤鍬など生活必需品を製造する鋳物師の職にあった。その間、吹屋村の名主等も務めた。明治時代以後も鋳物業を営み昭和58年まで鉄工所を営業した。
伝来 本文書群は吹屋村に在住した阿久澤家(旧姓小澤)に伝来した文書群である。平成7年に「白井の鋳物生産用具及び製品・関係文書」として群馬県の有形民俗文化財に指定され、同9年度に文書類も追加指定された。この文書類を一括で文書館が保管することとなった。
数量 1251
年代 文治5年(1189)~昭和51年(1976)
構造と内容 本文書群は、主に江戸時代中期から明治・大正時代の吹屋村及び長尾村の村政文書と、鋳物業を中心とする阿久澤(旧姓小澤)家の私的関係文書で構成されている。本文書群の最大の特徴は、江戸時代から家業として行ってきた鋳物師と明治32年設立の小澤鋳鉄合資会社に関する文書が比較的まとまって残されている点にある。ただし、阿久澤家文書のうち吹屋村村政文書の一部はかつて阿久澤家の東側に位置する愛宕神社に移管され、吹屋村区有文書としてその後調査されている(その一部が「群馬県史収集複製資料」として文書館で閲覧可能)。また、本文書群中には、江戸時代に吹屋村の名主を務めた阿久澤庄兵衛家にかかわる土地・金融関係の証文類も昭和30年頃、多数混在しているため注意を要する。
検索手段 阿久澤順一家文書目録、北群馬郡子持村阿久澤順一家文書(PF9701、マイクロ目録)、『群馬県立文書館収蔵文書目録19』、インターネット検索目録
関連資料 吹屋村の村政文書については、「吹屋村区有文書」(群馬県史収集複製資料)。など。(参考文献:『角川日本地名大辞典』10[群馬県]、『群馬県の地名』[日本歴史大系10]『上野国郡村誌』、『上野国郷帳集成』など)
利用上の留意点 阿久澤順一家文書(P9406)は、群馬県指定有形民俗文化財であるため、本マイクロ資料での閲覧とする。「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の取扱いに関する要綱」第5条(利用の制限)及び「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の閲覧制限基準」第2(非閲覧文書の指定事項)により閲覧が制限されている文書は本目録から除外した。
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