資料区分 古文書
請求番号 P00814
文書群名 三俣經久家文書
伝存地 高崎市新町
出所 高崎市新町 三俣經久家
地名 緑野郡笛木村/緑埜郡笛木新田/緑埜郡笛木新町/第十五大区第一小区/緑野郡新町駅/多野郡新町駅/高崎市新町
旧支配 武蔵国金窪城支配(川窪信俊)/旗本知行地/幕府直轄地/大宮県/岩鼻県/入間県/熊谷県/埼玉県/群馬県
役職等 三俣素平(県会議員、新町町長)
歴史 新町は、近世初期には笛木村と落合村の2か村であった(共に緑野郡)。その後、中山道の整備により倉賀野-玉村経由で本庄と通じた路線が当地を通過するようになり、新町は新たな宿場として設けられた。▼新しい宿を笛木新町・落合新町といい、元文元年には合わせて「新町宿」と公式に名付けられた。▼明治期には「新町駅」を称したが、明治22年の町村制施行により「新町」に改称され、明治29年の郡制改正により新町は多野郡に含まれることになった。▼三俣家は新町宿のなかでも笛木新町分に属している。
伝来 平成21年1月、親族より当館へ寄贈された。
数量 1024
年代 文化6年(1809)~昭和61年(1986)
構造と内容 文書は、三俣家に伝存した文書群である。▼特に多い史料は明治10年代から昭和初期にかけ、三俣素平氏に関する史料である。三俣素平(1856~1948)は、多野郡新町(現高崎市)に生まれ、県会議員や新町町長などを歴任している。政治活動とともに養蚕製糸の改良にも取り組んだ。▼素平宛書簡は476点(明治10年代~昭和17年)。文書№21の「名家書状 巻1」(懐旧遺墨)は、詩文・書簡を巻子仕立てに編輯した巻物で、差出人に山中静、坂口仁一郎、堀口昇、宇都宮平一、大井憲太郎、石坂昌孝、新井章吾、小久保喜七ほか、楠本正隆・犬養毅・河野広中、和田彦次郎、中島祐八、新井毫、木暮武太夫、湯浅治郎など。▼同じく文書№22の「名家書状 巻2」(懐旧遺墨)は、詩文・書簡を巻子仕立てに編輯した巻物で、明城隠士(三俣素平)、宮崎有敬、湯浅治郎、中島祐八、新井毫、木暮武太夫、宮口二郎、関口安太郎、晋禄、千輝仙外、勝三郎などである。いずれもコピー閲覧。
検索手段 三俣經久家文書目録、インターネット検索目録
関連資料 伝存地が同じ多野郡新町(現高崎市)である当館収蔵資料として、古文書では、田口基家文書(P8116)、渡邊良一家文書(P0305)、斎藤宗平氏収集文書(P0410)がある。▼群馬県史収集複製資料では小林繁治家文書(H40-1-1近世)、内田フミ家文書(H40-4-1近世)、田口基家文書(H40-4-3近世)、茂木吉三郎家文書(H40-7-2近世)、滝澤伊与家文書(H40-7-3近世)、カネボウ食品株式会社新町工場文書(H40-1-1近現)、 千木良英一家文書(H40-1-2近現)、内田フミ家文書(H40-4-1近現)がある(『群馬県史収集複製資料目録』第2集)。▼
利用上の留意点 「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の取扱いに関する要綱」第5条(利用の制限)及び「群馬県立文書館における特定歴史公文書等以外の文書の閲覧制限基準」第2(非閲覧文書の指定事項)により閲覧が制限されている文書は本目録から除外した。
先頭に戻ります。