資料区分 古文書
請求番号 P09703
文書群名 浅野節子家文書
伝存地 利根郡利根村(現沼田市)
出所 利根郡利根村(現沼田市) 浅野節子家
地名 利根郡東村・北勢多郡赤城根村(明治22年~)/利根郡利根村(昭和31年~)/沼田市(平成17年~)
旧支配 岩鼻県(明治1年)/第一次群馬県(明治4年)/熊谷県(明治6年)/第二次群馬県(明治9年)
歴史 寄贈時の記録では伝存地は利根郡利根村である。また、No.20の図にある「戸倉」は片品村(明治22(1889)年~)の地名であるが、まさ氏が所有していたと家に伝わっている吹割の滝がある「追貝」は利根村(以前の東村)にある(関連の文書はなし)。ただし、以下①②のことから浅野家の居住地は利根郡沼田町(現沼田市)であった可能性がある。いずれにせよその後、明治38(1905)年までに東京に転居等をしたものと推測される(No.22の葉書より)。▼①小学校の証書類(No.1~3)の宛名に「上野国利根郡沼田町本県平民浅野てつ長女浅野まさ」という記載がある。▼②『沼田市史』によると以下の通りである。証書類の差出人である「沼田小学校(沼田学校の表記もあり)」(No.1~4)「利根第一小学校」(No.6~8)の校区は沼田町である(「利根第一小学校」は明治17・18年時の呼称か)。明治20~24(1887~1891)年の証書類(No.9~19)の差出人等に名がある「利根北勢多高等小学校」は利根・北勢多郡立として明治19(1886)年に開校、同21(1888)年に沼田町内に新校舎ができ、同26(1893)年に廃止されている。
伝来 浅野家に伝来していた文書群が、1997年(平成9年)文書館に寄贈された。
数量 22
年代 明治15(1882)年~明治38(1905)年
構造と内容 文書の大半(19点)が、明治期に浅野てつの娘まさが受け取った証書・賞状類である。内訳は小学校の各課程の卒業・修業(終業)証書が10点、成績に関する賞状が5点、学校の組長の任命証が3点である。▼その他、「地盤丈量野取図(利根郡片品村大字戸倉、字一ノ瀬乙九百番、山林段別千六百七町五段歩)」(No.20)、「金員預り之證(金三百円)」(No.21)、絵葉書が1点(No.22)である。▼寄贈者によると、「地盤丈量野取図」に示された土地は、元はまさ氏所有の地所であったが、国有林として民間に売却されたため裁判で争ったものの敗訴したというところで、「吹割の滝」が含まれているという。(ただし、図中の地名は戸倉一ノ瀬で吹割の滝(追貝にある)とは異なるようであり、詳細は不明)
検索手段 浅野節子家目録、インターネット検索目録
関連資料 参考文献:『沼田市史』(特に『資料編3 近代現代』『通史編3 近代現代』)、『角川日本地名大辞典10』[群馬県]、『群馬県の地名』[日本歴史大系10]
利用上の留意点 特になし。
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