資料区分	県史複製
請求番号	H2-85-1近世
文書群名	高園寺文書
伝存地	桐生市
出所	桐生市梅田　高園寺
地名	上野国山田郡上久方村（近世初期）／上久方村より分村、上野国山田郡高沢村（承応年間・1652年～1655年）、上野国山田郡高沢村（寛文12年・1672年、安蔵家文書）／岩鼻県山田郡高沢村（明治元年・1868年）／栃木県山田郡高沢村（明治４年・1871年11月）／群馬県山田郡高沢村（明治９年）／山田郡梅田村大字高沢（明治22年）／桐生市梅田町３丁目（昭和29年・1954年～現在）
旧支配	幕府領（近世初期）／館林藩領（寛文元年・1661年）／幕府領（天和２年・1682年）／旗本河野氏領・曲淵氏の相給（元禄11年・1698年）／岩鼻県（明治元年・1868年）／栃木県（明治４年・1871年11月）／第二次群馬県（明治９年・1876年～現在）
歴史	〔近世・高沢村〕承応年間（1652～1655）、上久方村から浅部村・高沢村が分村したという（「上野国郡村誌」）。しかし、寛文12年（1672）の検地帳に高沢村とみえるのが初見（安蔵家文書）。「元禄郷帳」「天保郷帳」で浅部村・高沢村は、上久方村の枝郷とされている。村高は、「元禄郷帳」「天保郷帳」「旧高旧領取調帳」ともに179石余。神社は、諏訪神社・雷神岳神社・大山祇神社、寺院は曹洞宗高薗寺、天台宗真蔵院・高沢院がある。名主は、森下・北山の２い家で勤めた。高沢川の清流では、川海苔を産し、文化３年（1806）桐生新町の新居甚兵衛は、尾張家役人中へ「高沢海苔五枚西ノ内に包み、薄板に挟み上封して差し上げ候」と贈り物に使用している（新居家文書）。幕末の改革組合村高帳によると、桐生新町寄場組合に属し、高169石石余、家数23であった。
伝来	桐生市梅田　高園寺
数量	5
年代	慶安２年（1649）２月～文久４年（1864）２月
構造と内容	以書付奉願事（朱印下付願、慶安２年）、差上申寺中坪数諸堂絵図面之事（寛政２年）、普請奉加帳（文久４年）、などがある。現在、旧高沢村（梅田町３丁目）に所在する寺院であるが、檀家は旧浅部村（梅田町２丁目）に居住者する者も多い。
検索手段	『群馬県史収集複製資料』第１集、インターネット検索目録
関連資料	参考文献：『角川日本地名大辞典34群馬県』、『群馬県姓氏家系大辞典』など